妻が話を聞いてくれないから... 

妻が話を聞いてくれないから、ブログ始めました。

第十七回:妻は宝塚観劇の最中です(一方私は、映画「ウィンストンチャーチル」を観てきました)

90年代に熱心に映画を観た人なら、Gary Oldmanという俳優は特別な存在だと思う。 その感覚が共有出来る人には、今回アカデミー賞メイクアップ部門を日本人で初めて受賞した辻一弘さんが、引退していた映画の仕事をGaryの依頼で引き受けた理由が、直感的に理…

第十六回:妻はスマホをいじっている最中です(何、ニヤついとんねん!)

大学院を修了した、晴れてビジネス経営修士である。 学位授与式の私の着席位置が、降壇した生徒が席に戻る通路側に面していたので、一生分の“にやけ顔”を見てしまった。授与の時間、総勢200名近い人間の“にやけ顔”、老いも若きも、男も女も、オッサンもオバ…

第十五回:妻は「海月姫」を鑑賞中です(確定して申告するもの)

確定申告に行ってきた。 長年、確定申告には悩まされてきた。私を悩ますのは「確定申告」という名称だ。 社会人を20年近く経験すると、大概の作業や業務は“申告”して“確定”する。私「これでいいですか?」(申告)、上司「じゃあ、それでやって」(確定)という…

第十四回:妻は通勤の最中です(”スベるなア~”忘れられないスべった話)。

-その壱- 手術室勤務の看護師の友人は、仕事柄出産の介助を業務として行うのだが、その際に困るのが同席する旦那が、生まれる間際のその瞬間を見たくて、着座指示していた椅子から立ち上がり妻の股座をのぞき込む事だそうだ。立ち上がる事で清潔区域を汚染す…

第十三回:妻は「越路吹雪物語」を鑑賞している最中です。(ペーソス(pathos):もの悲しい情緒。哀愁。哀感)

固定型の歯列矯正期間が終了し、今は着脱可能な“リテーナー”と言われるマウスピースのようなものを口内に装着している。 一昨日、新宿高島屋地下の食料品街で、こっそりリテーナーを外した、右手で口元を隠し、誰にも気づかれず。しかし、気持ちはリングに上…

第十二回:妻は入浴の最中です(父を偲んで)

一昨年末に父親が急逝しました。 実家で転倒し、自力で立ち上がろうとしたところ、心臓に過度の負担がかかり、そのまま昏倒したと母親から聞きました。 実家の父親の寝室が今際(いまわの)の場所となりました。 この度、父の最期の場所となる寝室に、慰霊碑を…

第十一回:妻はパンを食べている最中です(会話をとりもどせ!!♬)

今回は(珍しく)妻が話を聞いてくれた話。 ありふれた日常風景が一瞬で姿を変え、まるで閃光に打たれたような体験をしたので、妻に報告した話です。 それは、立川駅前のパチンコ屋の前で起こりました。クリスタルキングが歌う「愛をとりもどせ」が止めどなく…

第十回:妻は引き続き風邪で寝込み中です(バカヤロウ、コータロー)

体調不良で寝込んでいる妻の為に、吉田秋生の名作「BANANA FISH」の文庫本(全10巻)を借りてきた。 布団から動かない彼女も、「BANANA FISH」を与えた時だけは、ゴソゴソと動き出し、熱心に読んでいるので、よほど面白いようだ。 妻が寝込んで3日目、丁度7巻…

第九回:妻は風邪で寝込み中です(本年度の宝塚観劇(ヅカ初め))に、早くたとえを言いたい~♪)

あけましておめでとうございます、今年も宜しくお願い致します。 今年の「ズカ初め」は、昨日1月3日東京日比谷の劇場にて雪組公演の「ひかりふる路/SUPER VOYAGER」、舞台とショーの二本立ての内容でした。 さて、舞台「ひかりふる路」は、フランス革命の立…

第八回:妻は「水曜日のダウンタウン」を鑑賞中です。

今年観た映画で一番良かったのは「KUBO/クボ二本の弦の秘密」かもしれない、“かもしれない”と、あいまいな表現にしたのは、他にも面白い映画は一杯あったからです。(http//gaga.ne.jp/kubo/) 「KUBO」が、なぜ一番印象深いと思ったかというと、日本人が得意…

第七回:妻は一人旅の最中です

まる三年近く付き合い、煩わしい悩みのタネでしかなかった、歯列矯正のワイヤーが外れました。 始めた時に生まれた友人の子供は、もうノシノシ歩いて、言葉での意思疎通もこなしています、嗚呼、なんと長い月日よ! しかし、ワイヤーが外れただけで、今は取…

第六回:妻はビーフンをもしゃもしゃ食べている最中です

「怖い絵展」に行きました、正確には行っただけ。 平日、午前10時の開業時間に伺ったところ、既に二時間待ち。 入場は諦めて帰りました。 展覧会場の「怖い絵」は一枚も観れませんでしたが、会場外の約200m近く続く 長蛇の列を見て、これ以上の「怖い絵」は…

第五回:妻はTVに夢中です

アウシュビッツに行きたいのですが、妻は全然行きたくないようです。 私は、もはや”人”としての矜持かけ、”行きたい”を超えて”行かなければ”との 思いに駆られてるのですが、妻は全然行きたくないようです。 アウシュビッツには、施設公認の唯一の日本人のガ…

第四回:妻は観劇の最中です

二ヶ月以上空きました。 なぜ空いたのかと言いますと、妻が話を聞いてくれたからです。 夫婦和合、いいじゃないですか。 この二カ月は、夫婦のコミュニケーションが良かったと言う事で。 ほぼ唯一の読者、友人Aより「お前のブログ、いつ更新すんねん!」と、…

第三回:妻は入浴の最中です。(妻にもてたくて)

妻に頭が良いと思われたくて、一緒にクイズ番組を見る時には、積極的に答えます。その際、心がけているのは(番組内の回答者より)”早く”答える事です。 結婚して八年近くなりますが、振り返ると「凄い」とか「頭イイ」など、称賛を伴う敬意を妻から頂いた事…

第二回:妻は仕事の最中です。(我が家の”単位”)

妻と私だけの”単位”があります。 ”zip(ジップ”。 ”1zip(イチジップ)”、”2zip(ニジップ)”と、使います。 由来は、日テレの朝番組「ZIP」の、あの、胸の前で両手で”輪”を作る動作からです。 桝アナや山口達也など「ZIP」と発生しながら、あのポーズ、されま…

第一回:妻は昼寝の最中です。

星野源主演の「箱入り息子の恋」を観ながら、書いています。 妻は昼寝中。 話は出鼻で逸れますが、今観ている映画のワンシーンに、左利きならピンとくる場面がありました。 主人公がヒロインと初めてのデート、吉野家で二人で牛丼をいざ食べようとした際に …